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ビジネスレポート2016 第53期 2015年9月1日〜2016年8月31日(証券コード 2736)
精神価値No.1ブランドの実現へ
スピード感をもって一歩ずつ着実に前進
代表取締役社長  貞松 隆弥
< 2016年8月期の業績の振り返り >
2016年8月期は、4月に発生した熊本地震の影響を受け、当社国内売上高で大きなシェアを占める九州全域に亘って消費マインドが落ち込むなど厳しい状況が続きました。この影響を鑑み、下方修正を発表しましたが、6月後半から7月にかけ大きく盛り返し、以降、計画を上回るペースで進捗したことで、結果的に期初予想どおりの着地となりました。避けることのできない厳しい状況におかれたにもかかわらず、こうした結果を得られたのは、基本戦略の正しさが示されたと感じています。
小売部門の台湾の子会社である台灣貞松(株)は、円高の影響と中国の国策による中国からのインバウンド客の減少の影響を受けましたが、前年並の業績を維持するなど、海外での取り組みも着実に成果を残しています。
さらに、eコマースを含め、新規チャネルの開拓に積極投資した結果、2017年8月期より運用を本格スタートさせられる状況になりつつあります。また実店舗のスクラップ&ビルド、在庫調整、人材育成にも手応えを感じられるなど、2016年8月期は、非常に多彩な仕込みができた1年になったとの認識です。
< 新5カ年計画の進捗状況とこれから >

世の中が急速に変わりゆく中、一過性の小さな流行に踊らされることなく、トレンドを見極めながら、自らがあるべき姿を定めて邁進するように、新5カ年計画を着実に進めています。
計画2年目も引き続きブランド力の向上への投資を積極的に実施します。Wish upon a starを主軸とした積極的なプロモーションをはじめ、アパレルやアクセサリー、バッグブランドと言った異業種・他ブランド、精神価値を訴求する媒体とのコラボレーションを通じて、商品およびブランドの認知度を向上させるほか、eコマース、O2Oなど多彩なチャネルの開拓に対する投資も徹底していきます。
所得の階層化、訪日外国人の増加等の加速により、国内マーケットもグローバル基準に近づき、これからの時代、海外で通用するブランドでなければ、日本でも通用しなくなります。また、2020年に東京オリンピック開催という世界中の目が日本に注がれるこのワンチャンスをどう生かすか、そこに向けてしっかり準備することが何よりも重要です。そのためにも、従来の枠組みではなく、いかにワールドワイドな視点で物事を見るか、その意識を早期に社内にワイドな視点で物事を見るか、その意識を早期に社内に期のテーマ「覚悟の所作」に表現しました。その人の思想、人となりが伝わってくる行動を所作と言いますが、すべてのスタッフが、すべての取り組みに覚悟を持ち、行動で表してほしいと願っています。

店舗展開としては、100店舗を上限に、都心部は増床を重ね、地方郊外部はスクラップ&ビルドで、よりよい立地へと移転を進めます。フェスタリア ビジュソフィアが、繊研新聞主催2015年度「百貨店バイヤーズ賞/ベストセラー賞」を、ドゥミエール ビジュソフィアが、「テナント大賞/プロポーズ賞」を受賞したことにより、ブランドの認知が広がり、出店環境は非常に良好になっています。増床・移転ともにスピーディかつ力強く進み、非常によい効果が出ています。計画前半の3カ年での完結に向け、当期もこの取り組みをさらに加速させていきます。
さらに当期は、不振ブランドや不振部門、不振店舗の統廃合に着手し、強いところにすべてのパワーを投下する、そうした思い切った選択と集中を断行します。同時に、本部スタッフを店頭に留学させ、会得した体験を通じて、店舗オペレーションのアイデアを持ち寄り、より現場目線での標準化を進めます。そうして、グローバルに競争力を有するブランド同様、効率性の高いオペレーションを運営できる本部、最強の本社を作っていきます。
統廃合については、祖業である眼鏡事業の売上高が2016年8月期において全体売上の1.4%までシェアを縮小しているなか、選択と集中として主力の宝飾事業に経営資源を集中するため、眼鏡事業の譲渡を決定いたしました。この決定は、「覚悟の所作」の象徴とも言えます。

< 銀座出店によるブランド力の強化 >
もう一つ、当社の今後を示す象徴的な取り組みとして、旗艦店となる銀座路面店の来春オープンがあげられます。首都圏でブライダルリングを検討される方の約4割が銀座地区で購入を検討されるなど、銀座には数多くの宝石店がありますが、中でも銀座中央通りは、ブランド価値の証明であり、ここへの出店は圧倒的なアピールとなります。
銀座中央通りにフェスタリア ビジュソフィア GINZA 2017年春オープン
銀座店出店の目的は4つです。1つは、「フェスタリア ビジュソフィア」のさらなるブランド力の向上です。百貨店内の単なるお洒落なお店ではなく、海外ブランドと国内ブランドをつなぐブリッジブランドとしてのポジションをしっかり確立させ、eコマースやO2O展開にも作用させていきます。2つ目は、Wish upon a starの認知を、一部の流行に敏感な層の域を超えて一般の消費者へと拡大させるために必要となる象徴的な事象の創造です。銀座店は、まさにその役割を果たすことになります。そして、3つ目は、ブライダルブランドしての認知の確立です。多くの女性にとって初めてのジュエリーがブライダルリングとなる傾向が強まる中、ブライダルジュエリーとして選ばれるブランドにならなければなりません。そうした面からも、ブライダルジュエリーの街における存在感が必要であると考えます。最後は、インバウンド/アウトバウンドへの対応です。銀座店の眼前には、再開発により、銀座初となる観光バスターミナルが設置される予定であり、ここにこのタイミングで出店することは、日本国内に向け、世界に向け、そして、東京オリンピックに向け、これからの4年間がおそらく最も高い看板効果を発揮することになります。ブランド価値の向上、ブライダルブランドの確立に向け、ストーリー性を重視した一連のキャンペーン、イベントを連綿と展開し、銀座店のオープンにつなげていきます。
< 株主の皆様へ >
IT技術の革新により、IoTやAIの世界が進みつつあります。そうした中で、人工知能ではできないこと、人でしかできないこと、非科学的なベクトルとして、情緒を満たす方向への動きがより顕著になってくると見ています。そこでは「共感」や「参加」が重要なキーワードとなります。Wish upon a starがこれまでのジュエリーと大きく異なるのは、身に付けるために購入するのではなく、その想いに共感し、願いを叶えるお守りとして、自分の人生に参加させるために手にする人が多いということです。これはもう、精神価値の実現としかいいようがありません。ステークホルダーの皆様におかれましては、このまだ誰も手をつけていない領域に働きかけ、精神価値No.1ブランドを目指す当社のビジョンにご共感いただき、末長くご支援いただけますようお願い申し上げます。
決算ハイライト
  2016年8月期 2017年8月期(予想)
売上高 9,297百万円
(前期比1.2%増)
9,600百万円
(前期比3.3%増)
営業利益 216百万円
(前期比71.4%増)
250百万円
(前期比15.4%増)
経常利益 154百万円
(前期比36.8%増)
190百万円
(前期比22.6%増)
親会社株主に帰属
する当期純利益
29百万円
(前期比92.9%増)
40百万円
(前期比37.3%増)
CLOSE UP
経済産業省発表
ソーシャルメディア活用ベストプラクティスに掲載

インバウンド需要の取り込みを目的に行った海外SNSを活用した「越境O2Oモデル」が先進的な取組事例として取り上げられました。

繊研新聞主催 2015年度 百貨店バイヤーズ賞
ベストセラー賞&テナント大賞プロポーズ賞を
W受賞

基幹ブランド フェスタリア ビジュソフィアが、売場での活躍、売り上げに貢献したブランドが選定される百貨店バイヤーズ賞の最高峰「ベストセラー賞」を受賞。またドゥミエール ビジュソフィアが、今後の改装のタイミングでテナントに入ってほしいブランドが選定されるテナント大賞「プロポーズ賞」を受賞、W受賞の快挙となりました。

D&Q JEWELLERY(ベトナム)設立10周年

当社グループの重要な製造拠点となるベトナムの子会社D&Q Jewelleryは、設立から10周年目を迎えました。あらためて製造機能の本質である品質管理の体制を強化し、お客様により安心してお求め頂ける環境づくりに努めてまいります。

Collaboration
CANDY GIRL-108GIRLS
× festaria bijou SOPHIA

ファイナルファンタジーのキャラクターデザイナーとして絶大な人気を誇る“天野喜孝氏”が世界に発信する「CANDY GIRL-108GIRLS」とビジュアルコラボレーションしました。

“Le plus important est invisible”
大切なことは目にはみえない

「星の王子さま」からインスピレーションを受けデザインされた、2015年クリスマス限定ジュエリーが大ヒットしました。

Wish upon a star × ランドスケープデザイナー
石原和幸氏

ロンドンから九州復興への祈りを込めたコラボレーション作品が「チェルシーフラワーショー2016」でゴールドメダルとプレジデント賞をW受賞しました。
石原和幸氏が創作する「ガレージガーデン」の一角に 、平和のメッセージを込めたWish upon a star コラボレーションオブジェを設置。

Topics
縁結びの神様で有名な東京大神宮に灯りをともす
Wish upon a starモニュメント設置

2016年イギリス・ロンドンで開催されたチェルシーフラワーショーに出品した石原さんの作品にWish upon a starオブジェを設置した縁で、東京大神宮にある石原さんの庭園にも、モニュメントの設置が実現しました。
モニュメントは、天空から受けた光のパワーを源に「未来への夢や希望の光を照らしだすように」という想いを込めて製作されています。

2017年2月4日公開の映画『君と100回目の恋』とWish upon a star が夢のコラボレーション

本作は若い世代に圧倒的な影響力を持つアーティスト“miwa”さん、幅広い年齢層の女性の支持を得る注目の俳優“坂口健太郎”さんが初主演する話題の作品です。劇中では時空を超えて、彼から彼女に贈られたただ一つのダイヤモンドのネックレス“Wish upon a star”が輝き続けます。

自社ECサイト
festaria bijou SOPHIA オンラインショップ
2016年10月29日OPEN!
主要財務データ
連結売上高:92.9億円(前年比1.2%増)
主力の“Wish upon a star”の売上は前年比21.6%増と引き続き好調であり、増収に貢献。
年明け以降の消費環境悪化と熊本地震の影響を受け、下期の売上構築は苦戦。
連結営業利益:2.1億円(前年比71.4%増)
売上総利益の増加に対して販売費及び一般管理費は横ばいで推移し、営業利益は改善。
グループマネジメント体制の強化による海外事業の成長が奏功し、連結業績に寄与。
売上高(百万円)
売上高
営業利益(百万円)
営業利益
経常利益(百万円)
経常利益
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)
親会社株主に帰属する当期純利益
総資産(百万円)
総資産
純資産(百万円)
純資産
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